「一期一会」という名の自己中心的態度

ちゃっとぱっど をしていると、いろんな人に会う。
自炊しようか迷っているやつ、飲み友達強化週間真っ最中なやつ、揚げ物を作りたいんだけどどうすればいいか
識者?にアドバイスを貰いたいやつ…。
とにかく色々だ。
私は会う人みんながどのような人間なのかを見極めるって云ったら甚だおかしいんだけど、
そーいうのを見るのが面白いので ちゃっとぱっど をやっている。

このChatPad というサービスがどんなもんなのかというと、
タイマン形式で、プロフィールとか、URLを書く欄はあるものの、匿名でチャットが楽しめるという
寂しがり屋さんや、ひと時の小話を楽しみたい人たちにはぴったりの比較的軽いチャットサービスなのだ。
垢を登録しなくてもいいってのは裏を返すと、チャットを閉じてしまうと、今度相手に会える可能性は無いに等しいってことだ。
だから、私はいやーな人でもとりあえず話を続けることにしている。
話を続けていれば、相手のことが少しはわかってくるはずで、多分いいところも見つけられるはずなのだ。

で、サブジェクトに戻るんだけど、ある日会ったとある人は他の誰とも違っていた。
彼が云うには私のしゃべり方は「頭悪い」方にカテゴリされるらしい。
もっともなことで、そーいうしゃべり方をするのはある理由があったんだけど、それは云わないでおいた。
私が「なんでそんなこと云うの?」と尋ねたら彼は「一期一会でしょ?」と答えた。

イチゴイチエだから、───もう会わないだろうから─どんなことしてもいいというのだ。
相手を傷つけても、イチゴイチエだから、悪口を云ってもイチゴイチエ。
これはとっても楽なイチゴイチエですね。
一期一会ってそういう意味じゃないはずなのだが。
Wikipedia で調べてみると:

あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、
この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう。

だそうだ。
こうしてみると、彼の云っていたことがわかる。彼はおもてなしをしているつもりだったのだ。
ところが、私はまぞくないために、厭な感じを受けてしまった。
もうちょっとふつーのおもてなしをして欲しいんだけども…。